柿の基本
柿とは
柿は、秋から冬頃に旬を迎える果物です。アルコールを分解する働きを持つタンニンやカリウム、ビタミンA、ビタミンC、食物繊維が豊富に含まれています。
【美味しい柿の選び方】
・ヘタが果実に張りついていて、すき間がないもの
・ヘタはきれいな緑色で、全体は濃いオレンジ色のもの
・皮にハリとツヤがあるもの
・ずっしり重みのあるもの
甘柿、渋柿の違い
柿は、品種によって甘柿と渋柿に分けられますが、この二つの違いは、柿に含まれる「タンニン」が水に溶けているもの「水溶性(渋い)」か、溶けていないもの「不溶性(甘い)」かです。
■甘柿…成長する過程でタンニンが「水溶性」から「不溶性」に変わり、甘くなります。
■渋柿…口の中で「水溶性」のタンニンが溶けるため、渋く感じます。
このことから、甘柿、渋柿、どちらも成長前は渋味成分があることが分かります。
渋の抜き方
最も一般的な、アルコールでの渋の抜き方をご紹介します。
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1.ボウルに焼酎を入れ、渋柿のヘタを浸ける。
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2.ヘタを下にしてポリ袋に入れ、口を閉じる。冷暗所で、1週間ほど置いておく。
下ごしらえ
皮のむき方
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1.ヘタを下にして置き、十字に切り込みを入れ、4等分に切る。
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2.ヘタを切り落とす。
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3.逆側から皮をむく。
保存方法
冷蔵保存する場合
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1.キッチンペーパーをヘタの大きさにたたんで水で濡らし、ヘタに被せる。
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2.ポリ袋に入れて口を閉じ、ヘタを下にして野菜室で保存する。(日持ち:約1週間~10日)
冷凍保存する場合
熟柿や柔らかくなってしまった柿は冷凍保存して、半解凍の状態にするとシャーベットのように食べられます。
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【丸ごと保存する】
1.熟柿や柔らかくなってしまった柿を水洗いし、キッチンペーパーで水気をふきとる。
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2.ラップで包み、冷凍用の保存袋に入れ、冷凍保存する。(日持ち:約3週間〜1ヶ月)
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【切ってから保存する】
お好みの大きさに切り、ラップで包み、冷凍用の保存袋に入れ、冷凍保存する。(日持ち:約3週間〜1ヶ月)