こんにゃくの基本

こんにゃく芋を切って乾燥させ、粉砕し、グルコマンナン粒子をとりだしたものを精粉といいます。この精粉をそのまま使って作ると白いこんにゃくができ、精粉に海藻の粉を混ぜて作ると黒いこんにゃくができます。

板こんにゃくは、作る過程で板状に成型して固められたものです。白いものも黒いものもあります。

玉こんにゃくは、型などを使って成型せず、丸めて茹でたものです。板こんにゃく同様、白いものも黒いものもあります。

突きこんにゃくは、板こんにゃくをところてんのように押し出して作った細長いこんにゃくです。

炒め物におすすめです。

さしみこんにゃくは、あくの少ない精粉を使い、他のこんにゃくに比べると水分が多い、生で食べることができるこんにゃくです。

酢味噌やわさび醤油につけて食べるのはもちろん、サラダや和え物にもおすすめです。

糸こんにゃくは、凝固剤を入れて固まる前にシャワーの出口のような細い穴に通しながら茹でて作った、糸のように細い紐状のこんにゃくです。白いものは「しらたき」とも呼ばれています。

すき焼きなどにおすすめです。

板こんにゃくは、包丁で切るよりもちぎった方が、味が染みやすくなります。

おせちなどに登場する、見た目の美しい切り方です。

隠し包丁とは、食材の目立たない部分に包丁で切り込みを入れることです。隠し包丁を入れることで、火の通りがよくなり、また、味が染み込みやすくなります。

袋を開けたときに生臭い匂いが気になる場合は、塩もみをしましょう。

こんにゃくは、独特の臭いやえぐみなどのあくがあるため、あく抜き（下茹で）してから料理に使いましょう。

冷凍したこんにゃくは食感が変わってしまうので、揚げ物などにおすすめです。