里いもの基本
里いもとは
里いもは、品種によって旬が少しずれ、石川早生・土垂・セレベスなどは8月下旬~10月頃、えび芋は9月下旬頃から、八頭・頭芋・殿芋は12月~1月頃に旬を迎えます。カリウムが豊富に含まれている野菜です。
【美味しい里いもの選び方】
・表面に傷がないもの
・軽くてやわらかくないもの
・ずっしり重みのあるもの
下ごしらえ
洗い方
余計な繊維やぬめりがついたまま皮むきをするとすべったり手がかゆくなったりして危ないので、しっかり洗ってしっかり乾かしましょう。
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1.ボウルに水を溜めながら、2~3回程水を替えてゆすり洗いする。
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2.水が汚れたら入れ替える。
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3.水があまり汚れなくなるまで、繰り返す。
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4.ザルにあげて乾かす。
生のまま皮をむく方法
ぬれているとすべるだけではなく、手がかゆくなる原因にもなるので、少しでもぬれていたら、キッチンペーパーで拭きましょう。
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1.頭とおしりを切り落とす。
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2.しっかりと持ち、側面の皮をむく。
下茹でしてから皮をむく方法
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【電子レンジの場合】
1.皮付きの里いもの真ん中に包丁で一周切り込みを入れる。
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2.耐熱容器に並べ、少量の水をまんべんなくかける。
ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で3~4分加熱する。
※このとき、大きさはなるべく揃えるとムラなく加熱できます。
※かたければ1分ずつ加熱し様子をみますが、加熱しすぎると水分が飛んでかたくなってしまうので注意が必要。 -
3.やけどに注意して、熱いうちに厚手のふきんでくるんで、あらかじめ入れておいた切り込みから、端に向かって力を加えるように皮をむく。
【ポイント】冷めるとむきにくくなるので、熱いうちにむきましょう! -
【鍋で茹でる場合】
1.皮付きの里いもの真ん中に包丁で一周切り込みを入れる。
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2.鍋に里いもと浸かるくらいの水を入れ、沸騰したら中火~弱火で10~15分ほど加熱する。
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3.竹串がスッと入るまで加熱する。
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4.やけどに注意して、熱いうちに厚手のふきんでくるんで、あらかじめ入れておいた切り込みから端に向かって力を加えるように皮をむく。
【ポイント】冷めるとむきにくくなるので、熱いうちにむこう!
ぬめり取り
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【塩で行う場合】
1.ボウルに皮剥きをした里いもを入れ、塩大さじ1程度を加えてこするようにもみ込む。
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2.粘り気が出てきたら、流水できれいに洗い流す。
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【下茹でする場合】
鍋に里いもと浸かるくらいの水を入れ、強火にかけ、沸騰したら火を弱めて2〜3分茹でる。茹で上がったら、ザルにあげる。
【ポイント】塩もみしてから下茹ですると、しっかりぬめりが落ちます。また、米のとぎ汁で下茹ですると、えぐみを取ることもできます。
切り方
六角切り(六方むき)
きれいな六角形になるように切る切り方で、見栄えが良く崩れにくい。(煮物やお正月料理向き)
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1.頭とおしりを平行になるように切り落とす。
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2.側面が六面になるよう、身に沿って丸みが出るように一面ずつ皮をむく。
【ポイント】一面むいたら対面をむき、隣の面をむいたら対面をむくというように対面同士交互にむくとむきやすくなります!
動画でもわかりやすく解説
その他の切り方
保存方法
常温保存する場合
里いもは寒さに弱い野菜なので寒さに注意が必要です!(5℃以下になると低温障害を起こします。)
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1.泥がついたままの里いもを新聞紙で包む。
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2.紙袋に入れて軽く口を折って、玄関や廊下など、直射日光の当たらない風通しの良いところで保存する。(日持ち:約1ヶ月)
冷蔵保存する場合
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皮をむいた里いもや下茹でした里いもを3~5分ほど酢水につけたあと、保存容器に浸かるくらいの新しい水とともに入れ、蓋を閉め、冷蔵保存する。(日持ち:2~3日)
冷凍保存する場合
時間があるときは、下茹でしてから冷凍すると、調理をするときに時短になります!
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【生のまま保存する】
皮をむき、お好みの大きさに切る。冷凍用の保存袋に入れ冷凍保存する。(日持ち:約1ヶ月)
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【下茹でする場合】
1.皮をむいたあと、鍋に水と里いもを入れ、中火で火をかけ沸騰後10分ほどしたら火を止める。
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2.水で洗ってぬめりを取り、キッチンペーパーで水気をしっかりふく。
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3.お好みの大きさに切る。
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4.冷凍用の保存袋に入れ冷凍保存する。(日持ち:約1ヶ月)