さつまいもの基本
さつまいもとは
さつまいもは、10月~1月頃に旬を迎える、食物繊維やビタミンC、パントテン酸が豊富に含まれている野菜です。
【美味しいさつまいもの選び方】
・切り口からアメ色の蜜が出ているもの
・傷や変色がなく、皮の色が鮮やかでムラがないもの
・ヒゲ根が少ないもの
・ずっしり重みのあるもの
さつまいもの種類と特徴
紅あずま
紅あずまは茨城県や千葉県などの、関東地方で多く栽培されています。皮の色は濃い赤紫色で、果肉の色は淡黄色です。繊維が少なく粉質で甘味の強いです。焼いたり蒸したりリすると、ホクホクとねっとりの中間くらいの食感です。
安納いも
安納芋は種子島の安納地区で栽培されたのが始まりと言われています。形はコロッとした丸みがあり、焼くとまるでクリームのようにねっとりとした食感があります。現在は各地で栽培されるようになりましたが、種子島で栽培された安納芋は甘味がが濃く、格別のようです。
べにはるか
べにはるかは2010年に品種登録された、「九州121号」と「春こがね」を掛け合わせて作った芋です。従来の芋よりも味も見た目も「はるかに」優れているとこから名付けられました。収穫後にしばらく貯蔵し熟成させ、安納芋にも劣らないくらいのクリームのようにねっとりとした食感になり、より甘さが増します。
シルクスイート
シルクスイートは2012年に品種登録された、「春こがね」と「紅まさり」を掛け合わせて作った芋です。焼いたときに、ふわっとした絹のようになめらかな食感になることが特徴です。これもべにはるか同様、収穫後にしばらく貯蔵し熟成させることにより、ねっとり甘くなります。
下ごしらえ
洗い方
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手でこすり洗いする。
※汚れが目立つ場合はたわしなどを使って優しく洗う。
皮のむき方
さつまいもは皮も食べられるので、皮をむかないこともあります。
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【そのままむく場合】
さつまいもを持ち、ピーラーで縦に皮をむく。
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【輪切りにしてからむく場合】
1.2~3cmの輪切りにする。
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2.厚めに皮をむく。
【ポイント】そのままではむきにくい場合は、輪切りにしてからむきましょう。
切り方
斜め切り
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斜めに包丁を入れ、料理に合わせた厚さに切る。
その他の切り方
あく抜き
さつまいもはあくが強く、切ってそのまま放置すると変色してしまうため、水に浸けてあく抜きしましょう。
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水を張ったボウルに切ったさつまいもを入れ、5分ほど浸けておく。
保存方法
常温保存する場合
さつまいもは寒さに弱い野菜なので寒さに注意しましょう!
(5℃以下になると低温障害を起こします)
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1.さつまいもを新聞紙で包む。
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2.紙袋に入れて、玄関や廊下など、直射日光の当たらない風通しの良いところで保存する。(日持ち:約1ヶ月)
冷蔵保存する場合
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【丸ごと保存する】
1.さつまいもを新聞紙で包む。
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2.ポリ袋に入れ、口を軽くしめ、野菜室で保存する。(日持ち:1ヶ月)
※ポリ袋に入れることで乾燥を防げますが、密閉すると逆に蒸れてしまいます。 -
【使いかけの切ったさつまいもを保存する】
1.切り口にぴったりとラップをして、野菜室で保存する。(日持ち:早めに)
※切り口から乾燥するのでしっかりラップをする。
冷凍保存する場合
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1.さつまいもをお好みの大きさに切り、水を張ったボウルに5分ほど浸ける。
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2.キッチンペーパーで水気をよく拭く。
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3.冷凍用の保存袋に重ならないように入れ、しっかり空気をぬき、冷凍庫で保存する。(日持ち:約1ヶ月)